MMIJ 2022,Fukuoka

Presentation information (2022/07/27 Ver.)

General Session

(General session) Mineral processing / Environment / Recycling

Thu. Sep 8, 2022 1:00 PM - 4:10 PM Room-1 (A11)

Chairman: Takahiko Arima (Hokkaido University),Kazunori Nakashima (Hokkaido University)

2:30 PM - 2:50 PM

[3101-09-05] Establishment of chemical lifetime evaluation for countermeasures against excavated rocks using adosorbents

○Ayaka Hashimoto1, Sho Hasegawa2, Toshitaka Tamura3, Seiichi Obana4, Takahiko Arima5, Toshifumi Igarashi5 (1. Iwata Chizaki Incorporated, 2. Hokkaido University, 3. Yoshizawa Lime Industry Co., Ltd, 4. Ube Material Industries, Ltd, 5. Hokkaido University,Division of Sustainable Resources Engineering)

Chairman:Kazunori Nakashima (Hokkaido University)

Keywords:Lifetime, Insolubilisation, Adsorption, Arsenic, Leaching

トンネルやダム等の大規模な建設工事では,自然的原因により重金属等を含有する掘削土が大量に発生する場合がある。このような掘削土の発生源対策として,重金属等の摂取リスクを考慮した合理的な吸着層工法もしくは不溶化工法という工法がある。これは,掘削土に対して,重金属等の溶出抑制効果のある天然資材や人工資材を底面で待ち受けるもしくは全体に混合することで,重金属等の溶出量を低減するものである。本研究では,人工資材が全量溶脱する期間を寿命と定義し,地球化学解析コードPHREEQCを用いた人工資材の寿命の簡易的な評価法の確立を目的とした。資材単体のpH調整試験とPHREEQCを用いた解析結果で,主成分の溶出濃度のpH依存性は実験値と同様の傾向が得られた。また,掘削土と人工資材を用いて実施した不溶化試験によって,Asの液相からの除去率はpHに依存することがわかった。また液相中の主成分濃度変化は,混合した資材の主たる鉱物が溶解度制限支配固相となることが示された。本研究結果から試算した資材主成分の枯渇年数は数百年~数千年オーダーであると確認され,構造物自体の寿命から見ても十分であると評価される。

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