【企画講演】 鉱業史

[3K0201-09-07] 山梨県茅小屋金山採掘跡に見られる鉱石の特徴について

○中西 哲也¹ (1. 九州大学)

司会：久間 英樹（松江工業高等専門学校）

キーワード：茅小屋金山、金鉱石、化学組成

山梨県巨摩郡身延町には戦国期の金山である湯之奥金山が存在する。湯之奥金山を構成する中山金山、内山金山、茅小屋金山の三金山のうち、茅小屋金山については選鉱を行ったテラス群や石臼、ゆりかすなどは確認されていたものの、これまで採掘場については存在が不明であった。今回、2021年に発見された採掘跡について現地を調査する機会を得たので、鉱石の採掘の状況や鉱石の化学組成、鉱物学的特徴について報告する。