資源・素材2023(松山)

講演情報(2023年8月10日付 確定版)

若手・一般ポスター発表(ショート講演)

ポスター発表ショート講演(新素材/湿式素材プロセッシング)[9/13(水) PM 第7会場]

2023年9月13日(水) 13:00 〜 13:52 [第7会場] 2F EL26(共通講義棟C)

司会者:安田 幸司(京都大学)

13:00 〜 13:04

[2701-13-01] (学生発表:修士課程)酸素原子が吸着したSi(100),Si(110)表面上のCO2還元反応の量子化学計算によるシミュレーション

○幸田 怜1、山口 勉功1、国吉 ニルソン1 (1. 早稲田大学)

司会者:安田 幸司(京都大学)

キーワード:反応機構、反応動力学、触媒反応、カーボンリサイクル

近年,大気中への二酸化炭素の排出量が増加することにより地球温暖化が加速している.地球温暖化の対策の一つとして,二酸化炭素を還元し燃料や化学製品に変換するCCUが有効な手法として注目を集めている.しかし現状の触媒は貴金属の使用、製造コストといった問題がある.そこで二酸化炭素を還元する際に高性能かつ低コストである触媒が求められるため,我々はシリコンウエハー製造時に発生するシリコン廃棄物に着目した.本研究ではGaussian16量子化学計算ソフトウェアを用いて清浄Si(100)面や,Si(100)表面に酸素原子が吸着したモデルを作成し,その表面における二酸化炭素の還元反応の解析を行った.反応動力学の解析の結果,清浄Si(100)面と表面が酸化されたSi(100)面いずれの表面上においてもギ酸の生成が確認され,ギ酸の水素と二酸化炭素からの直接合成よりも活性化エネルギーが小さくなることがわかった.またシリコン廃棄物は様々な表面が露出していると考えられるため,Si(110)表面についても酸素原子が吸着したモデルを作成し,その表面における二酸化炭素の還元反応の解析も行った.

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