15:40 〜 15:55
[3101-11-08] AMP水溶液のCO2吸収・脱離特性の評価とCO2吸収過程への超音波の利用
司会者:藤井 孝志 (産業技術総合研究所)
キーワード:二酸化炭素、アミン、吸収、脱離、超音波
温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の放出抑制技術としてCO2分離回収地下貯留技術(CCS)が注目されている。火力発電所等からの排出ガスからCO2を分離回収する際に、アミンを用いた化学吸収法が主に使用されている。その中でもモノエタノールアミン(MEA)は、CO2吸収速度が速いため、主に用いられている。 最近、CO2の吸収速度がMEAよりも速いアミンとして、3-アミノメチル-3,5,5,-トリメチルシクロヘキシルアミンが報告されている。このアミンは、CO2を吸収すると、固相であるカルバミン酸として析出するため、液相におけるCO2吸収平衡状態への到達が遅く、その結果、高い吸収速度を維持することができる。従ってこのようにCO2吸収によって固体として析出するアミンは、高い吸収速度を示す可能性がある。
本研究では、 CO2を吸収して固相を形成する第1級アミンである2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(AMP)に着目してCO2吸収・脱離特性について調べた。また、我々はこれまで、超音波の脱気作用に着目して、第3級アミン水溶液からのCO2脱離に超音波を利用した結果を報告してきた。今回は、超音波の分散作用をCO2吸収過程において利用し、固相析出への影響について調べた。
本研究では、 CO2を吸収して固相を形成する第1級アミンである2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(AMP)に着目してCO2吸収・脱離特性について調べた。また、我々はこれまで、超音波の脱気作用に着目して、第3級アミン水溶液からのCO2脱離に超音波を利用した結果を報告してきた。今回は、超音波の分散作用をCO2吸収過程において利用し、固相析出への影響について調べた。
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