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[3701-07-01] 古代より利用された鉱物資源について(その5)
司会:中西 哲也(九州大学)
キーワード:古代、鉱物、採掘、鉱業史、瑠璃
古代日本の縄文・弥生・古墳時代から日本国内で利用されてきた鉱物資源については、玉器として利用された輝石、角閃石、水晶・メノウ等の石英類、生活用資材としての石器原料になった黒曜石等のガラス質火山岩、珪質岩、接着材として利用された土瀝青などが著名である。今回は前回に引き続き、奈良・平安時代以降に海外から移入され、装飾用、顔料として使用された瑠璃(その3)について、鉱物試料についての調査と産状と歴史についての考察を行ない、当時の鉱物資源の利用技術についての考察を行なった。