09:45 〜 10:05
[3701-07-03] 鉱山遺跡坑道内に刻まれた「のみ角」に関して
司会:中西 哲也(九州大学)
キーワード:鉱山遺跡、坑道、3次元レーザ測定、のみ角
本研究では、鉱山坑道跡を3次元レーザ測定することによって立体的に内部形状データを取得してきた。これにより取得したデータと古文書等の記載を比較することによって時代毎の坑道内部形状の特徴を推測することが可能となった。その過程で一部の坑道側面には、一定間隔で矩形等の幾何学模様が刻まれていることを確認した。この「のみ跡」は、古文書等に「のみ角(のみかど)」と記載されている。その用途は1か月の掘削距離を表す目印であると推測されている。これまで佐渡金銀山や尾去沢鉱山等、東日本の鉱山遺跡坑道内で確認した「のみ角」の形状等を比較することによって、どのような特徴を有するか報告してきた。近年、生野銀山や多田銀銅山等、西日本の鉱山遺跡坑道内でも「のみ角」を確認することができた。本論では、東日本と西日本の「のみ角」形状データ等の比較検討を行う。これにより各地域の「のみ角」形状の特徴を検証する。
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