第60回日本神経学会学術大会

講演情報

レクチャーマラソン

[LM-11] 免疫チェックポイント阻害薬と神経・筋疾患

2019年5月25日(土) 08:00 〜 10:00 第2会場 (大阪国際会議場5F 小ホール)

座長:清水 潤(東京大学医学部附属病院神経内科)

[LM-11-2] 免疫チェックポイント阻害薬と自己免疫性神経・筋疾患overview

鈴木 重明 (慶應義塾大学医学部神経内科)

近年、悪性腫瘍治療に免疫チェックポイン阻害薬が使われるようになり癌治療で劇的な効果が得られるようになった。その一方で、様々な種類の神経・筋有害事象の報告が増加している。本レクチャーマラソンでは、免疫の専門家に免疫チェックポイン分子の役割、腫瘍免疫と自己免疫について基礎的な内容を解説いただいた後、臨床の観点より自己免疫性神経筋疾患overviewをする。さらに、自己免疫性脳炎・髄膜炎・脊髄炎、末梢神経疾患、筋疾患の3つの分野にわたり自験例と共に最近の報告をレビューいただき、会員の免疫チェックポイント阻害薬による神経・筋疾患に関する理解を深めることを目的にする。

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職歴:
1993年 慶應義塾大学内科学教室入局
1997年 慶應義塾大学医学部助手
2003年 ニューヨーク医科大学Department of Cell Biology and Anatomy留学
2007年 慶應義塾大学専任講師(内科学・神経)
学会活動:
日本内科学会,日本神経学会,日本脳卒中学会,日本脳循環代謝学会,日本神経免疫学会,日本神経治療学会,日本神経感染症学会,日本頭痛学会,日本臨床神経生理学会
専門領域:重症筋無力症,炎症性筋疾患,免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象
受賞:
2006年 慶應医学三四会奨励賞
2009年 内科学会奨励賞
2014年 日本神経免疫学会創世賞
2016年 日本神経治療学会活動賞

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