[S-14-5] Autonomic nervous dysfunction and cognitive impairment in RBD
α-synuleinopathyであるパーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(DLB)、多系統萎縮症(MSA)やレム期睡眠行動障害(RBD)は自律神経障害および認知機能障害を認め、ともに予後不良因子とされている。まず、自律神経障害と情動・認知の関連を概説し、次に個々疾患に関して議論する。PDでは起立性・食事性低血圧などの血圧変動と認知機能障害の関連が指摘されている。さらに、DLBでは認知機能障害に加えて自律神経機能障害も顕著であり両者が関連していることが考えられる。MSAでは従来考えられているよりも認知機能障害が多く認められる。RBDはα-synuleinopathyにしばしば認められ認知機能障害の進行と自律神経障害の出現と密接に関連している。これら疾病における認知機能障害と自律神経障害の病態およびα-synuleinの出現とその進展様式の関連を最近の知見を踏まえて議論する。
1999年 東京慈恵会医科大学 医学部医学科卒業
1999年 東京都済生会中央病院 内科初期研修医
2002年 横浜労災病院 神経内科専修医
2003年 東京慈恵会医科大学 神経内科助手
2008年 東京慈恵会医科大学大学院i医学博士号取得
2008年 米国コロンビア大学 New York Brain Bank研究員
2012年 東京慈恵会医科大学 神経内科講師
2013年 東京都健康長寿医療センター 神経内科医長
2018年 東京都健康長寿医療センター 神経内科専門部長
Abstract password authentication.
Password is written on a pocket program and name badge.