[SS-05-2] 基礎研究の魅力 日本神経科学会会長から
神経学を学ぶ臨床医にとって、基礎研究の一端を学ぶことは、将来の臨床に大きな影響を与える。疾患の発症機序、治療薬の選択、世界の動向なども目にすることによりより一層新たな視点で診療ができるようになる。実際には、忙しい臨床の中で基礎研究に触れることは少なくない。今回は、日本神経科学学会、日本神経化学会と日本神経学会の共催セミナーを開催し、それぞれのプレジデントにご後援を頂き若手研究者との討論会も企画する。それぞれ、最新のトピックスについても紹介する。神経学会将来構想委員会共催。
学歴
1985年 東京大学医学部医学科卒業、医師免許取得
1989年 東京大学大学院医学系研究科単位取得済退学、医学博士号取得
職歴
1988-1990年 スウェーデン王国イェテボリ大学生理学教室客員研究員
1989-1993年 東京大学医学部付属脳研究施設 助手
1993-1995年 群馬大学医学部生理学第二講座 講師
1995年 同助教授
1996年 岡崎国立共同研究機構生理学研究所教授 (愛知県岡崎市)
2004年 改組により自然科学研究機構生理学研究所教授
2015年10月 京都大学大学院医学研究科教授
2017年 京都大学大学院医学研究科脳機能総合研究センター長
2018年10月 京都大学医学研究科副研究科長
2018年11月 京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点副拠点長
専門領域 運動制御の中枢機構(特に手の巧緻運動と眼球運動)
意識・注意の脳内メカニズム
脳・脊髄損傷からの機能回復機構
受賞歴 2000年 Human Frontier Science Program Group Grant受賞(PI)
2006年 ブレインサイエンス振興財団 塚原仲晃記念賞 受賞
2013年 文部科学大臣表彰、科学技術分野 受賞
社会貢献 現在、日本神経科学学会会長、第24期日本学術会議第二部会員
抄録パスワード認証
パスワードは抄録集・参加証に記載してあります。