2017年6月14日(水) 12:00 〜 15:00 第3会場 (10F 会議室1001-2)

【ねらい】
不随意運動は目で見る小児神経の最たるもので，その診断は注意深い観察によりますが，不随意運動は何度ビデオを見てもまだまだわかりにくいと感じる，という会員の方の思いがこのセミナーの発端です．また，あまり遭遇しないので，どんなに教科書を読んでも，これがどの不随意運動だという解説付きで見たことがなければ理解できません．　はじめに不随意運動の比較的典型的な例を動画で提示し，表面筋電図，神経画像も併せて可視化を図り，どこに注目して診断するのかを述べます．また，理解を深めるために発症機序を，実際に役に立つようにどの不随意運動がどんな疾患で認められるか，そして薬物治療，外科治療についても言及します．　実感するには参加型，双方向性のセミナーが効果的であり，私どもの提示のあと，参加者から困った症例を提示していただき，皆で考え，経験を共有していただければさいわいです．