第59回日本小児神経学会学術集会

セッション情報

実践教育セミナー

発達障害

[JKS10] 実践教育セミナー10
診療に役立つ尺度の活用法~Vineland—II適応行動尺度と小学生・中学生版QOL尺度~

2017年6月17日(土) 14:30 〜 17:10 第6会場 (10F 会議室1009)

座長:古荘純一(青山学院大学教育人間科学部), 永井利三郎(プール学院大学)

【ねらい】
このセミナーではVineland—II適応行動尺度の尺度の聴取方法と採点方法の基本の話,および小学生・中学生版QOL尺度の評価方法と実際の臨床応用について学ぶ.Vineland—II適応行動尺度は,0歳から92歳の幅広い年齢帯で,同年齢の一般の人の適応行動をもとに,発達障害や知的障害,その他の精神疾患の人たちの適応行動の水準を客観的に数値化できるのが大きな特徴である.小学生・中学生版QOL尺度は,health—related QOLであり,子ども用,親用があり,24項目5択の質問紙を用いた簡便な調査で親子の支援ニーズの把握のみならず,支援効果の判断にも役立つものである.当日は,実際に尺度評価を行う,得られた結果をみて臨床にどのように反映させるかを検討していただく予定である.