第60回日本小児神経学会学術集会

セッション情報

シンポジウム

[SY13] シンポジウム13
発達の多様性 -Bio—Psycho—Socialからみた理解と支援-

2018年6月1日(金) 10:10 〜 12:10 第3会場 (2F 201)

座長:田中恭子(国立成育医療研究センターこころの診療部)、岩田欧介(名古屋市立大学新生児・小児医学分野)

【企画・趣旨のねらい】
 とくに早産児にみられる多動や自閉傾向などの発達特性については,典型的なASDやADHDとはやや異なる印象を持つこともあり,理解と支援が得られにくいという事実が存在する.このような発達の多様性に対する理解と支援に関する認識の薄さは一つの課題として取り残され,本人の適応困難,親の育てにくさ,社会的支援の得られにくさなどに影響している.単に診断で縛るだけでなく,発達過程の乳幼児の認知特性を考慮に入れたきめ細かな対応が必要と考え,Bio—Psycho—Socialにとらえた子どもの発達の多様性に対するアセスメントと支援に関して実臨床に関わる演者を通して探っていきたい.