日本薬学会第140年会(京都)

セッション情報

一般シンポジウム

[S35] 炎症疾患の病態解明に基づく新たな創薬戦略

2020年3月27日(金) 15:00 〜 17:00 [W会場]アネックスホール2 (1F)

オーガナイザー:吉岡 靖雄(阪大微生物病研)、國澤 純(医薬健栄研)

炎症性疾患やアレルギー疾患など、免疫機能の異常活性化に起因する疾患の多くは、未だ、有効な根本的治療法に乏しい現状にある。特に、がん・心疾患・肺炎など、本邦における主要な死因の根幹は、慢性炎症および炎症に起因する組織線維化に関連していることを鑑みても、炎症の慢性化・線維化の原因解明などにも焦点をあてた、炎症性疾患の詳細な病態解析とそれら知見を基盤とした創薬研究の推進が世界的急務となっている。そこで本シンポジウムでは、1)炎症を惹起する細胞外核酸の作用機構、2)新規細胞サブセットによる肺線維症の誘発機構、3)筋線維芽細胞に着目した線維化促進機構、4)エピジェネティクスの観点からの、脳炎・肺炎発症機構、5)腸内細菌による炎症抑制機構について、第一線の先生方にご講演頂き、炎症性疾患に対する新たな予防・治療戦略について、現状の課題と今後を議論したい。日本薬学会において、免疫疾患を対象としたシンポジウムは少ない状況であり、本シンポジウムにおいて、新たな創薬戦略が活発に議論されることで、薬学会に新たな潮流をもたらすものと期待している。

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