日本薬学会第141年会(広島)

セッション情報

一般シンポジウム

[S30] かゆみと痛み研究の最前線:基礎研究から臨床応用まで

2021年3月28日(日) 15:45 〜 17:45 [G会場] 講演会場G (オンライン)

オーガナイザー:藤井 正徳(京都薬大)、藤田 和歌子(⻑崎⼤院医⻭薬)

かゆみと痛みは、本来、生体の異常を知らせる警告系として必要な感覚であるが、様々な疾患に伴ってそれらがひどく長く続く場合は適切に治療するべきである。しかしながら、慢性疾患におけるかゆみや痛みの発症メカニズムについては不明な点が多く、治療が困難である場合が少なくない。また、既存の薬物治療においても薬物の耐性や、他の薬剤の副作用としてかゆみ、痛みや感覚異常が生じてしまうなどの様々な問題が存在する。本シンポジウムでは、1)オピオイド受容体と鎮痛耐性(藤田)、2)しびれの発症機構解析と治療薬開発戦略(中川)、3)アトピー性皮膚炎における中枢性かゆみ増悪機構(藤井)、4)アトピー性皮膚炎のかゆみの新規治療薬開発(椛島)、について最新の研究成果をご紹介いただき、基礎および臨床研究の両方の観点から、今後のかゆみと痛みに対する創薬と治療法の開発について議論する。

オーガナイザー挨拶:藤井 正徳(京都薬大) (15:45 〜 15:50)

討論・まとめ (17:30 〜 17:45)

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