日本薬学会第143年会(札幌)

セッション情報

一般シンポジウム

[S05] 中分子創薬研究のフロンティア ―多種多彩な中分子創薬へのアプローチ―

2023年3月26日(日) 10:10 〜 12:10 [M1会場] 医学部学友会館「フラテ」 ホール (1F)

オーガナイザー:重永 章(福山大薬)、辻 耕平(医科歯科大生体材料工学研)

低分子医薬品とバイオ医薬品の両方の利点を併せ持つニューモダリティとして近年、ペプチドや核酸をはじめとする中分子医薬品が注目されている。ペプチド医薬品の歴史は古く、1960年代から生体由来のペプチドホルモンをはじめとして、60品目以上が国内において上市されている。他方、核酸医薬品は1998年に米国でVitraveneが承認されて以降、国内外において多数上市されており、市場規模も年々拡大している。
さて、中分子化合物はペプチドや核酸のみではなく、糖鎖や脂質、人工キメラ分子など、幅広い分子種を含む。このため、様々な分野の研究者が、多種多様な中分子創薬研究を活発に行っている。そこで本シンポジウム「中分子創薬研究のフロンティア -多種多彩な中分子創薬へのアプローチ-」では、多様な研究背景を持つ6名のシンポジストをお迎えし、標的タンパク質の分解を指向したキメラ分子の開発 (伊藤)、アンチセンス核酸医薬のオフターゲット効果抑制技術の開発 (山本剛史)、糖鎖を利用したがん免疫療法の開発 (真鍋)、リゾリン脂質をシーズとした創薬研究 (山本圭)、鏡像タンパク質の化学合成とその医薬シーズ探索への応用(大石)、およびHIV研究から学ぶ抗SARS-CoV-2ペプチドの開発 (辻) など、次世代の中分子創薬トレンドを見据えた多彩な最新研究の一端をご講演いただく。

オーガナイザー挨拶:重永 章(福山大薬) (10:10 〜 10:15)

総括:辻 耕平(医科歯科大生体材料工学研) (12:05 〜 12:10)

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