日本薬学会第144年会(横浜)

セッション情報

一般シンポジウム

[S70] 環境・衛生部会 薬毒物試験法シンポジウム「死因究明と薬剤師 -薬学教育へのアプローチ-」

2024年3月31日(日) 09:45 〜 11:45 [313会場] 会議センター 313+314 (3F)

オーガナイザー:沼澤 聡(昭和大院薬)、小椋 康光(千葉大院薬)

 この度、死因究明等推進基本法が施行され、死因究明等推進計画が閣議決定された。本計画には、医・歯学に併記される形で薬学教育においても死因究明等に関する内容の充実が求められている。その結果、コアカリ令和4年度改訂版 E 衛生薬学には、死因究明に関する学修目標が新たに設定された。従来の薬学教育の中に死因究明に関する項目はなかったことから、学修内容に関する担当教員の理解を深める必要がある。
 本シンポジウムでは、死因究明等推進基本法の背景や同計画に薬学教育が入ってきた経緯を、同法制定に尽力された特定非営利活動法人日本法医学会前理事長の久保真一先生に解説頂く。在宅医療に積極的に参画している現場薬剤師の立場から、冨沢道俊先生には薬剤師がどの程度患者の死に接しているかの現状に関してお話し頂く。沼澤からは、2025年春に改訂版の出版を予定している「薬毒物試験法と注解2025」の編集状況と死因究明における利用について、さらに臨床中毒医の立場から薬学部においてやってもらいたい薬物中毒に係る教育内容を埼玉医大臨床中毒センターの上條吉人先生に説明頂く。これらの解説により、薬毒物試験法を含めた衛生試験法の死因究明における役割や薬剤師業務と患者の死の関わりについて議論を深め、衛生薬学教育に携わる教員への周知と理解を図る。

オーガナイザー挨拶:沼澤 聡(昭和大院薬) (09:45 〜 09:48)

総括:小椋 康光(千葉大院薬) (11:40 〜 11:45)

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