[PD-4] 訪問看護における認知症の口腔ケアと多職種連携
訪問看護では全身状態の観察をしながら在宅療養者のニーズに合わせたケアを実施する。清潔ケアや排泄ケアはもちろんのこと、口腔ケアや食事指導、服薬管理などもその一つである。また医療と介護をつなぐことができる職種であることから多職種連携の要となることも訪問看護師の役割であると感じている。
訪問看護では在宅療養者のもとへ訪問して看護を行い、もちろん認知症も対象となるが、高齢者施設やグループホームなども在宅として捉えられており、特にグループホームとの医療連携では認知症に特化している施設であることから、施設職員への助言なども必要となる。
認知症の訪問看護の特徴としては、身体は元気でA D Lが自立している場合には介護認定が要支援や要介護1程度の判定となる場合がある。介護度の判定は高くないが認知機能低下により生活に支障が出てくることがあるため、まずは生活を安定させることが優先されることも多い。そういった場合には介護保険の限度額が生活支援で使われるため、看護師として服薬管理したり認知症の病態を把握し、適切な関わり方やその方に合った対応を助言したくても訪問できないことがある。また、訪問看護に入れたとしても週1回程度であることが多いため、それ以外の時間は家族や地域のコミュニティの中での生活となる。
今回はそんな訪問看護の実際を知ってもらい、その中でも特に認知症の人との関わりと、認知症の口腔ケアや服薬管理、指導の実際、そして多職種との連携についてお伝えできればと考える。そして、誰のため、何のための連携かを再認識し、それぞれの職種が自分の強みを生かし、その役割を果たせるよう、より連携を強化していく事ができればと考える。
訪問看護では在宅療養者のもとへ訪問して看護を行い、もちろん認知症も対象となるが、高齢者施設やグループホームなども在宅として捉えられており、特にグループホームとの医療連携では認知症に特化している施設であることから、施設職員への助言なども必要となる。
認知症の訪問看護の特徴としては、身体は元気でA D Lが自立している場合には介護認定が要支援や要介護1程度の判定となる場合がある。介護度の判定は高くないが認知機能低下により生活に支障が出てくることがあるため、まずは生活を安定させることが優先されることも多い。そういった場合には介護保険の限度額が生活支援で使われるため、看護師として服薬管理したり認知症の病態を把握し、適切な関わり方やその方に合った対応を助言したくても訪問できないことがある。また、訪問看護に入れたとしても週1回程度であることが多いため、それ以外の時間は家族や地域のコミュニティの中での生活となる。
今回はそんな訪問看護の実際を知ってもらい、その中でも特に認知症の人との関わりと、認知症の口腔ケアや服薬管理、指導の実際、そして多職種との連携についてお伝えできればと考える。そして、誰のため、何のための連携かを再認識し、それぞれの職種が自分の強みを生かし、その役割を果たせるよう、より連携を強化していく事ができればと考える。