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[WS2-05] 化膿連鎖球菌由来金属トランスポーターに対する機能阻害剤探索
化膿レンサ球菌は常在菌である一方でヒトに対する多様な病原因子を有しており、しばしば疾患を引き起こす。さらに近年、薬剤耐性菌の出現が確認されており、抗生物質に変わる新たな治療手法の開発が求められている。そこで、病原因子を標的とした抗菌剤開発を目指し、各種阻害剤の探索を行っている。本研究では特に、菌表面に発現する金属トランスポーターに着目した。各種物理化学的手法による解析を行うことによって金属認識の分子機構を精査するとともに、その阻害に基づく新規抗菌剤の開発を目指す。本発表では、低分子抗体および低分子化合物を含む様々なモダリティ分子を用いた阻害剤探索について述べる。得られた機能阻害剤について、阻害機構を検証しつつ抗菌活性と比較しながら、各種モダリティ分子を用いた阻害剤探索の戦略について議論する。