第21回日本蛋白質科学会年会

講演情報

ワークショップ

[WS7] バイオ医薬品と遺伝子治療ウイルスベクターの分析・品質管理と規制科学

2021年6月17日(木) 18:00 〜 20:30 チャンネル3

オーガナイザー:内山 進(大阪大学)、石井 明子(国立医薬品食品衛生研究所)

20:05 〜 20:30

[WS7-06] 遺伝子治療ウイルスベクターアデノ随伴ウイルスの分析と品質管理

内山 進 (阪大・工・生物工学)

近年、遺伝子組換え技術により製造したウイルスを治療に利用する医療用ウイルスベクターが登場し、医療現場で利用されている。わが国においても大量にウイルスベクターを製造する技術の開発が進められ、分析や品質管理の手法も揃いつつある。近年、演者らは遺伝子治療ウイルスベクターとして使用される、アデノ随伴ウイルス(AAV)について、手法開発を含めた物理化学的キャラクタリゼーションに取り組んできた。本講演では、AAVの物理化学的特性について、従来から利用されてきた手法から最新の手法による分析を実際の例を含めながら紹介し、課題と将来展望について議論する。