[100021] 白亜紀後期の兵庫県中南部の形成過程(第2報)
キーワード:地学
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昨年度、本校付近で毎年被害が出る水害の原因を明らかにしようと、西脇地域を詳細に調査して地質図を作成し、兵庫県南部の形成過程を考察した。水害の原因を明らかにした後も、継続して研究を続けていた筆者らは、昨年度発表した考察の誤りに気づき、兵庫県を日本海から瀬戸内海まで南北に縦断して地質調査をやりなおした。調査は、西脇市から南へ淡路島南部まで87km、北へ日本海まで67kmに及んだ。昨年度の試料も含めて、全ての試料146個のモード組成、帯磁率、化学組成の分析を行い、兵庫県中南部の形成過程をモデル化した。この成果は、防災事業の基礎データとして兵庫県の地域行政に提供し、共同で検討を始めている。