サイエンスキャッスル2015

講演情報

サイエンスキャッスル 関東大会

口頭発表 【午後】

2015年12月20日(日) 12:40 〜 14:50 4Fホール

[100027] 甘利山の土壌環境調査Ⅲ

清水詠介1,2, 岡村拓海1,2, 坂本芳樹1,2 (1.山梨県立韮崎高等学校, 2.環境科学部)

キーワード:その他

口頭+ポスター


甘利山は南アルプスユネスコエコパークに属するレンゲツツジの名所であるが、近年その個体数が減少傾向にある。我々はその原因が土壌にあると考え、調査を行って来た。その結果、甘利山の土壌は他の土壌と比較して酸性が強く,植物の栄養素である無機リン酸が少ないことがわかった。また,土壌が黒味を帯びていることとも併せて,甘利山の土壌が黒ボク土ではないかと考えた。黒ボク土とは、活性アルミニウムを多く含んでおり、無機リン酸と結びついて植物の栄養吸収を阻害するものである。そこで、現在は土壌内の活性アルミニウムの量を測定している。