[100052] シュウ酸エステルを用いた化学発光における溶媒の研究
キーワード:化学
シュウ酸エステルを用いた化学発光は,市販のケミカルライトにも用いられ,化学の実験としては定番のものである。まずは,発色剤を変えたときの色の波長の違いをマルチチャンネル分光器で測定した。そのとき,定番の共溶媒とされるtert –ブタノールが冬場,固体となっているため使いにくいという問題点を見つけた。そこで,t–ブタノールを用いずに行える方法の検討を行っている。共溶媒を用いずに一つの溶媒(アセトン,酢酸エチル等)だけの場合や,t –ブタノールに似た構造のアルコールを共溶媒として用いた場合での発光の強さの違いを照度計を用いて検証した。結果,t–ブタノール以外でも十分な発光が見られた。