[100062] ハイドロゲル・二価鉄イオンを利用したカプセル開発
キーワード:農学
口頭+ポスター
私たちが考案したカプセルの研究は、アルギン酸カルシウムカプセルの内部に植物の種子を入れ、水分を吸収した種子を生育困難な環境下でも順調に生育させることである。また、カプセルサイズを大きくすることで内部の湿潤状態を長く保ち、二価鉄イオン水溶液を配合するとカプセル内の植物の成長は良好になり、様々な種子で応用することが可能になった。しかし、その後の研究で二価鉄イオンはアルギン酸と架橋し、カルシウムイオンと拮抗することがわかった。そこで「架橋ポリアクリル酸重合体(ハイドロゲル)」を使用し、水分を吸収すると長期間膨潤状態を維持し、課題である二価鉄イオン水溶液の利用も可能になり、カプセルの開発に成功した。