[100152] モノクロのカラーテレビ
キーワード:生物
口頭+ポスター
ベンハムの独楽とは、白黒の模様の回転によって有彩色が知覚される独楽である。このような現象は「主観色」と呼ばれ、模様や回転速度、照明などにより変化することや、個人差があることが知られている。個人差の幅を狭めることで、タイトルにある「モノクロのカラーテレビ」を作ることができるかもしれない。そこで私たちは、個人差の範囲、回転の条件による主観色パターンの変化について知ることを目的に調査を行った。独楽をPC上に再現し、知覚した有彩色を記録した(図1)。その際に外部から光を遮断し、PCの位置や角度、明るさを固定した。実験より、知覚される主観色には偏りがあることが分かった。