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[O-9] 松葉活用のための機能性研究
キーワード:松葉
現在、三保松原は松枯れ問題の原因として落ち松葉が土壌を富栄養化させていると考えられる。富栄養化の原因は落ちた松葉が放置されていることにある。私達はこの放置松葉を活用して有用な製品の開発と松原保全を目指している。 松葉を商品に使う為には有用性の検証が必要だと考えた私達は、松葉・枯松葉の持つ血管平滑筋の弛緩作用を実証した。また、松葉と枯松葉では弛緩率に差があることからそれぞれに含まれる抗酸化物質に注目し、定量分析を行うことで「ケルセチン」が血管を弛緩させる物質である可能性を検証した。さらに、研究を入浴料や松葉うどんの開発に生かし、三保松原の保全並びに地域活性に繋げている。