サイエンスキャッスル2016

講演情報

九州大会~環境研究の育つ土壌づくり~

[1-1] 口頭発表(午前の部)

2016年12月11日(日) 10:10 〜 11:40 メインホール (3階もやいホール)

10:25 〜 10:40

[O-2] 荒尾干潟の環境

坂井 一暉, 福島 孝洋, 高崎 楓太, 久米 春樹, 井手 永遠輝, 和田 龍樹 (熊本県立岱志高等学校)

キーワード:干潟、温度、ベントス、アナジャコ、浄化、濾過食

ベントスの生息する環境 について調べ、干潟の生態系多様性について研究しようと考えた。 ベントス調査では、125 種を確認できた。1m×1mコドラートで、アナジャコ巣穴約 100を確認した。干潟表面の 60cm 上は、約 25℃の大きな温度差があり、堆積物中 60cm下 は、約 7℃の温度差だった。干潟の表面にはケイソウ類などの光合成生物が観察された。堆積物中や、巣穴内表面では、約 2~3μmほどのバクテリアが動いている様子を見ることができた。温度が安定している堆積物中は、バクテリア活動に好条件であり、巣穴内表面と砂泥中では、酸素消費の違いから、異なる働きを持つバクテリアがいると考えられる。