サイエンスキャッスル2016

講演情報

東北大会~地域に根を張る先端研究~

[2-5] ポスター発表(午前の部)

2016年12月18日(日) 10:00 〜 10:50 ポスター/ブース会場 (工学部あおば食堂DOCK)

[P-15] ドジョウ類に寒冷適応をもたらす不凍タンパクの探索

渡邊 千紗, 竹内 真矢, 鈴木 皓大, 樋口 琉也 (米沢興譲館高等学校 CSS部)

キーワード:タンパク質

当部では、ドジョウ類が越冬することに着目し研究を行った。ドジョウ類の越冬を可能にしている物質は、不凍タンパク質であると考えた。不凍タンパク質、AFPいわゆる(Anti-freeze Protein)とは、氷点下で細胞に付着した氷結晶が成長するのを抑制し、細胞の破壊を防ぐタンパク質のことである。また、その機能は生体外に取り出しても働くため非常に扱いやすい。しかし、希少価値が高く高価なため、これまで実用化が進まなかった。そのために未完成のままの技術もあった。ドジョウ類をはじめとする身近な生物からAFP見つけだすことで、安価に利用できるようになるのではと考え、AFPの探索実験を行った。