サイエンスキャッスル2016

講演情報

関東大会~未来の実になる研究開発~

[4-8] ポスター発表(午後の部)

2016年12月24日(土) 15:00 〜 15:40 エキシビションホール (3階エキシビションホール)

[P-114] 小学生によるアジ由来の好冷菌研究

余吾 佐保代 (バイオディスカバリーラボ リサーチャーコース)

地球上の生命圏の80%は年間を通して0℃以下の環境であると言われている。そのような低温環境に適応した生き物の一つに好冷菌がいる。好冷菌が持つ酵素は、常温に生育する微生物とは異なり、低温で高い活性を示すことができるという特徴があることから、低温における汚染土壌などの環境浄化・食品加工に応用できる酵素などの発見が期待されている。身近な場所から極限環境微生物を発見できないかという視点で、魚の体表や内臓に付着している好冷菌に注目して研究を行った。その結果、スーパーで売られているアジから、プロテアーゼ活性とアミラーゼ活性の両方を持つ好冷菌候補を発見した。