15:00 〜 15:50
[P-62] 猫の毛色は「性格や行動様式」と関係しているのか?
キーワード:猫、生態、猫島、統計
私たちは猫の「毛色」と「性格・行動様式」の因果関係を調べるために複数の地域において猫の生態調査を行った。
調査場所として、猫の推定個体密度によって3パターン設定した。 (東京都練馬区内、江の島、福岡県相島)
調査方法として、まず、猫について個体識別できるように特徴をスケッチ・記録し、写真を撮影した。次に、その個体がどれだけ人間に対して警戒心を抱くかを検証した。警戒心の検証方法としては、観察者が対象個体にどれだけ近づけるかを確認し、対象個体が逃げた時点での観察者と対象個体がそれまでいた場所の距離を測定することによってデータを得た。
その結果、毛色が濃色 (特に黒猫) が他の毛色の猫と比較して、警戒心が有意に強い可能性が示唆された。またその傾向は、人口密度が低い地域 (相島) では低く、人口密度が高い都市部 (東京) で髙くなることが明らかとなった。
調査場所として、猫の推定個体密度によって3パターン設定した。 (東京都練馬区内、江の島、福岡県相島)
調査方法として、まず、猫について個体識別できるように特徴をスケッチ・記録し、写真を撮影した。次に、その個体がどれだけ人間に対して警戒心を抱くかを検証した。警戒心の検証方法としては、観察者が対象個体にどれだけ近づけるかを確認し、対象個体が逃げた時点での観察者と対象個体がそれまでいた場所の距離を測定することによってデータを得た。
その結果、毛色が濃色 (特に黒猫) が他の毛色の猫と比較して、警戒心が有意に強い可能性が示唆された。またその傾向は、人口密度が低い地域 (相島) では低く、人口密度が高い都市部 (東京) で髙くなることが明らかとなった。