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[O-8] 腕交換実験を用いたヒトデの自己認識システムの解明
キーワード:ヒトデ、再生、再生医療、自己認識
本研究では、イトマキヒトデの自己認識システムを明らかにすることを目的として、①同個体内での腕交換実験及び、②他個体間での腕交換実験を行っている。イトマキヒトデは放射相称の体をもち、5本腕には再生能力があることが知られている。先行研究では、腕を切断し元の位置に接着すると切断箇所で再接合が生じることが報告されているが、細胞レベルで自己腕や他個体を区別できるかについてはまだ明らかにされていない。予備実験として、4種(ホッチキス、セメダイン、アロンアルファ、テグス)の接着方法で同一箇所に腕を再接着した結果、テグスを用いた場合のみ実験後9割の個体で再接合が生じることが分かった。