SCIENCE CASTLE2018

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東北大会 » ポスター発表・偶数

[NS109] ポスター発表 偶数

Sun. Dec 16, 2018 3:10 PM - 3:40 PM ポスター発表会場2 (2F レセプションホールⅠ・Ⅱ)

[P-2] 地域資源を活用した認知症カフェの運営と効果について

橋本聖矢, 平山楓稀 (青森県立五所川原農林高等学校 野菜研究室)

Keywords:認知症カフェ、認知症、古民家、タッチケア、異年齢交流、レイズドベッド、伝統野菜、心理的効果

<概要>
認知症カフェは「認知症の人やその家族、地域の人、専門家が集い、自分らしい活動をすることができる地域の居場所」として厚生労働省が定義する活動である。本発表では私たちが運営する、津軽地域の地域資源を活用した認知症カフェ「カフェ耕心庵」の活動と心理的効果の分析結果について発表する。
<考察・展望>
地域資源を活用した認知症カフェ運営にあたり、アグリタイム、カフェタイムの活動は心理的な効果があることを確認することができた。普段農業高校で学んでいる野菜の栽培や地域資源の活用が、地域課題の解決につながるということを実践したことで活動の意欲が向上した。また、活動を通して認知症の人にはその人を支える大切な家族がいること、認知症だからといって全ての記憶が無くなるわけではなく、当時の津軽の記憶を私たちに教えてくれる大切な存在であることを学んだ。この活動は地域に根付いた活動として今後も継続していきたい。

私たちの研究は認知症の人を支える五所川原市地域包括支援センター、(株)ロート製薬、青森県立保健大学の皆様へ活動趣旨をご理解いただき、多大なご支援ご協力いただけたことに感謝している。