サイエンスキャッスル2018

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[WS103] ポスター発表 奇数

2018年12月23日(日) 10:30 〜 11:20 ポスター/ブースエリア (体育館)

[P-21] 3段すっ飛びボールの上段球をより高く跳ね上がらせる

宮本華那, 横田宇未, 白濱なつみ, 平田真理, 岡本久瑠美 (岡山県立倉敷天城高等学校 AFP研究)

キーワード:すっ飛びボール、運動量保存の法則、力学的エネルギー、スーパーボール

<概要>
すっ飛びボールとは、2つ以上のボールを質量順に重ねて落下させる現象のことである。本研究では、3段すっ飛びボールの上段球がより高く跳ね上がる条件を調査することを目的とする。2段すっ飛びボールに関する先行研究を参考にして、3段でも質量比が大きくなるほど上段球の跳ね上がる高さがさらに高くなると仮説を立てた。実験の結果、中段球の質量の条件は、上段球よりは十分に重く下段球よりは十分に軽くなければならないことが分かった。
<考察・展望>
今後の目標は、ボールの質量比と上段球の跳ね上がる高さとの間にどのように関係があるのかを数式化することである。さらに、上段球と下段球の質量を固定したときに、上段球が最もよく跳ね上がる理想の中段球の質量を数式で求めることを今後の課題とする。現段階では、理想の中段球の質量は、上段球と下段球の質量の平均値と考えている。また、その数値を用いて、最もよく跳ね上がる3球の質量比を求めたい。