サイエンスキャッスル2018

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[SS106] ポスター発表 奇数

2018年12月16日(日) 14:35 〜 15:15 ポスターエリア (2F 第一研修室、3F第二研修室・調理実習室)

[P-15] 理想の絵の具を求めて

藤木菜摘 (熊本県立第二高等学校)

キーワード:油絵具、色素、乾性油、アントシアニン、ヨウ素価

<概要>
私達は油絵具を題材に油脂と色素の面から研究を行った。油脂に関しては、油絵具が乾きにくいという問題に対し、乾きやすい油脂を見つける事を目的に研究を行った。実験の結果リンシードオイルを使った油絵具は乾きやすい事が分かった。色素に関しては第二高校のスクールカラーであるリンドウの色を出すため、始めに紫色を安価に抽出する亊を目的とした。紫色の色素のアントシアニンを含むブルーベリー・紫キャベツ・紫玉ねぎを用いて実験を行い、色素の抽出に成功した。
<考察・展望>
油脂班:リンシードオイルを使用した油絵具はすべて2日以内に乾いた事から乾きやすい油脂と考える。ビリジャンはどの油を使用しても1日乾いた事から含まれる金属などが油脂の乾燥の要因となったと考える。

色素班:紫玉ねぎが結果のような色になったのは、他の紫以外の色素が含まれているためと考えられる。

ブルーベリーで紫の色素をアルコールで良く抽出できたのは、実をつぶさずに用いた事により、皮の表面の色素だけ抽出できたためと考えられる。