サイエンスキャッスル2018

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[WS107] 口頭発表 O-1〜O-4

2018年12月23日(日) 13:00 〜 14:00 口頭発表会場 (マリアンホール(講堂))

[O-1] タンブラーの側面で踊りだす水の謎
ガクット現象の発見

桑田陽予里 (岡山県立倉敷天城高等学校)

キーワード:タンブラー、流水量、温度、粘性、角度

<概要>
傾けたコップから水を流す時、なぜ水がコップの側面に伝ってこぼれるのか、タンブラーと自作の実験装置を用いて実験を行った。温度ごとに、角度による水の伝い方を測定し水温(粘性)と伝い方の関係性を見つけた。その結果、どの温度でもタンブラーの側面に伝っていなかった水がある角度を越えると伝う現象が何度も繰り返される、「ガクット現象」が起きることが観察された。実験2ではこの現象が37°から48°の間で起きることが分かった。
<考察・展望>
タンブラーを傾ける角度が大きいほど水はタンブラーの側面に伝わなくなる。今回は水の温度を3℃、50℃、90℃で実験行ったが水の温度による粘性は水の伝いやすさに関係ない。また、実験1と実験2から角度を37°から48°にするとガクット現象が起きることから流水量と温度が変化しても決まった角度になると「ガクット現象」が起きる。