サイエンスキャッスル2018

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[NS104] 口頭発表 O-1〜O-6

2018年12月16日(日) 10:35 〜 12:05 口頭発表会場 (1F コンベンションホールB)

[O-1] 機能性野菜の創造Ⅱ

金子南悠, 青戸柚月, 末永夏生, 大滝広子, 牛澤帆夏 (福島県福島市立渡利中学校 科学部)

キーワード:機能性野菜、低カリウム野菜、コマツナ、塩害土壌

<概要>
腎臓病に苦しむ患者のために、高価な低カリウム野菜をできるだけ簡単な方法で栽培することができれば、福島県の農業の新たな活路を見いだせるのではないかと考え、研究を進めてきた・実際に水耕栽培するコマツナにNaClを適量加え、栽培期間なども考慮しながら育てると、低カリウム野菜を創造することができた。また、NaClの量を調整することで、普段は生食できないコマツナがサラダとしてもおいしく食べれる方法についても研究を進めてきた。
<考察・展望>
液肥にNaClを加えるだけでなく、津波や高潮により塩害土壌となった農地のファイトレメデーションへの利用も検討している。実際に土壌での栽培には、追肥としてどのように養分を与えるかが、低カリウム野菜でかつ、Na+濃度の低い野菜の栽培にもつながることを実感している。

今後、こうした利用や活用ができれば、福島県の風評被害に悩む農家の方々にとっても大きな力になれると信じている。