サイエンスキャッスル2018

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[WS103] ポスター発表 奇数

2018年12月23日(日) 10:30 〜 11:20 ポスター/ブースエリア (体育館)

[P-45] 培地の組成によるアオカビの繁殖スピードの比較

井根美月 (京都光華高等学校)

キーワード:アオカビ、培地、糖、人工甘味料、寒天、繁殖スピード

<概要>
医薬品にも利用されているアオカビに着目し,GYP培地の糖(グルコース,スクロース,ガラクトース,人工甘味料など)と寒天(培地用,食用)の組み合わせを変えてアオカビの繁殖スピードを比較した。グルコース,スクロースを用いた場合,アオカビの繁殖スピードがもっとも速いと予想される。寒天は,培地用寒天を用いた場合,繁殖スピードが速いと予想される。このことからGYP培地を用いる場合,グルコースもしくはスクロースと培地用寒天の組み合わせがアオカビにとっての最適な培地と考えられる。今後,この培地を用いてカビの生育と音の関係について研究していきたい。
<考察・展望>
グルコース,スクロース,ガラクトースはカビが繁殖した場合,栄養源としてカビが利用できることが考えられる。繁殖スピードが最も速かったグルコース,スクロースが培養する際の糖として適していると考えられる。また,寒天は培地用寒天を用いるのが適していると考えられる。

今回の実験で得られた最適培地を使用して,アオカビに異なる周波数の音や音楽,言葉を聞かせて繁殖スピードを比較する実験方法の検討をし,実験を進めていきたいと考えている。