[O-12] 大腸菌の光回復機能とニコチン酸の関係
キーワード:大腸菌、光回復、ニコチン酸、DNA修復
<概要>
ニコチン酸が大腸菌の光回復機能を促進するのではと考え、培地にニコチン酸を加えた際の大腸菌の光回復の応答を調べることを目的とした。ニコチン酸を含むLB培地と含まない培地を用いたときの青色光による光回復機能を、大腸菌懸濁液の吸光度にて比較した。その結果9.6μMではニコチン酸無しの光回復よりも菌体数が増加した。9.6μMのニコチン酸を加えると大腸菌内のNAD+含量が増加し、光回復酵素の働きを促進するのではないかと考えた。
ニコチン酸が大腸菌の光回復機能を促進するのではと考え、培地にニコチン酸を加えた際の大腸菌の光回復の応答を調べることを目的とした。ニコチン酸を含むLB培地と含まない培地を用いたときの青色光による光回復機能を、大腸菌懸濁液の吸光度にて比較した。その結果9.6μMではニコチン酸無しの光回復よりも菌体数が増加した。9.6μMのニコチン酸を加えると大腸菌内のNAD+含量が増加し、光回復酵素の働きを促進するのではないかと考えた。
<考察・展望>
ニコチン酸が光回復を促進しているのかニコチン酸と光回復が組み合わせることで修復率が増加するのか分からず、ニコチン酸と光回復の関係性は今回の実験からでは分からなかった。しかし菌体数が10mMでは増加せず9.6μMでは増加したことから、先行研究同様ニコチン酸を加えたことで細胞内のNAD+含量が上昇し光回復酵素が活性化されたのではと考えた。現在、細胞内のNAD+含量を計測する為に260nmの吸光度測定を計画している。
ニコチン酸が光回復を促進しているのかニコチン酸と光回復が組み合わせることで修復率が増加するのか分からず、ニコチン酸と光回復の関係性は今回の実験からでは分からなかった。しかし菌体数が10mMでは増加せず9.6μMでは増加したことから、先行研究同様ニコチン酸を加えたことで細胞内のNAD+含量が上昇し光回復酵素が活性化されたのではと考えた。現在、細胞内のNAD+含量を計測する為に260nmの吸光度測定を計画している。