サイエンスキャッスル2018

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関東大会 » ポスター発表①・偶数

[ES104] ポスター発表 偶数

2018年12月23日(日) 16:00 〜 17:00 ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-18] プロテインがカイコの繭に与える影響

森井瑛都 (横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)

キーワード:カイコ、プロテイン、繭、絹

<概要>
蚕の繭糸の主成分はタンパク質である。プロテインを蚕に与えた場合、蚕の繭糸にどのような影響を与えるか調べた。プロテインを与えた蚕の繭は、通常の繭と比べて黄色く、表面の凹凸が少ないという見た目の違いが見られた。また、プロテインを与えた蚕は通常の蚕よりも繭を作るまでの期間が短く、繭の重さは通常の繭よりも小さくなる傾向も見られた。これらのことからプロテインは蚕の繭形成に大きな影響を与えていると考えている。
<考察・展望>
プロテインを与えた蚕は小さく、食べるエサの量も少ないことから、蚕はプロテインを消化しにくいと考えられる。プロテインを与えた蚕の繭は重さも小さいことからプロテインは繭の形成を妨げているのではないかと考察した。現在は、繭糸の強度や紫外線透過率を比較し、繭の性質の違いを調べている。与えるプロテインの割合や種類を変えたら、プロテインが繭の形成に良い影響を与えられるのではないかということも検討している。