[O-6] 粉じん爆発による小麦粉の分類
キーワード:粉じん爆発、小麦粉、小麦粉のタンパク質含有量
<概要>
本研究は、粉じんの成分が異なることによって爆発の規模が変化することを利用して,「強力粉」と「薄力粉」を分別することを目的としている。フットポンプによる粉じん爆発装置を開発し,粉じん爆発時の炎の高さと粉じん爆発によって減少した粉の質量を爆発規模として測定した。結果は「薄力粉」と「強力粉」では,炎の高さは強力粉の方が平均で2倍近く高く,減少した質量では強力粉の方が平均で2倍を超えていたことから,粉じん爆発によって分別は可能であることがわかった。
本研究は、粉じんの成分が異なることによって爆発の規模が変化することを利用して,「強力粉」と「薄力粉」を分別することを目的としている。フットポンプによる粉じん爆発装置を開発し,粉じん爆発時の炎の高さと粉じん爆発によって減少した粉の質量を爆発規模として測定した。結果は「薄力粉」と「強力粉」では,炎の高さは強力粉の方が平均で2倍近く高く,減少した質量では強力粉の方が平均で2倍を超えていたことから,粉じん爆発によって分別は可能であることがわかった。
<考察・展望>
実験結果から、粉じん爆発の規模の違いによって「薄力粉」と「強力粉」は分別することができることがわかった。また,「薄力粉」と「強力粉」では、粒子直径が「薄力粉」の方が小さいが、規模は「強力粉」の方が大きい。このことから、爆発規模の違いは小麦粉に含まれるタンパク質の含有量の違いと考えられる。今回の実験は、気温30.5~33.0℃、湿度49~59%での測定なので、気温、湿度の異なる条件での実験を行うとともに、タンパク質含有量と爆発規模の関係を明らかにしていきたい。
実験結果から、粉じん爆発の規模の違いによって「薄力粉」と「強力粉」は分別することができることがわかった。また,「薄力粉」と「強力粉」では、粒子直径が「薄力粉」の方が小さいが、規模は「強力粉」の方が大きい。このことから、爆発規模の違いは小麦粉に含まれるタンパク質の含有量の違いと考えられる。今回の実験は、気温30.5~33.0℃、湿度49~59%での測定なので、気温、湿度の異なる条件での実験を行うとともに、タンパク質含有量と爆発規模の関係を明らかにしていきたい。