[SS106] ポスター発表 奇数

[P-19] 台風が来た！〜ストームグラスの解析〜

^○田中夢人, 副島大河 (福岡工業大学附属城東高等学校)

キーワード：結晶観察

＜概要＞
ストームグラスには結晶の変化で天気を予測していたという記録がある。しかし、何が結晶の変化に影響しているのか、どの結晶の形がどの天気を予測しているのかがわかっていないため、解明することにした。私たちはストームグラスを自分たちで作り、それを使って結晶の変化を観察したり、様々な物質を使ってもっと作りやすいように実験した。その結果、結晶の変化が最初に自分たちが作ったものと少し違ったが、作りやすくすることはできた。また、結晶をタイムラプス撮影で観察すると、温度が変化に影響しているという事が分かった。

＜考察・展望＞
実験２から、塩化カルシウムなど家庭にないものではなく、食卓塩でもストームグラスを作ることができるのではないかと考えられます。実験３から塩化銅と塩化マグネシウムのように結晶が浮いているものは溶液の溶媒の比を変えれば浮かなくなると推測されます。実験４で結晶が発生していない試験管もあるが、温度によって発生すると考えられます。実験５から気温と結晶に関係性が見られたが、結晶の変化が不規則でした。温度以外にも関係しているものがあると考えられます。