第31回四国作業療法学会

学会長挨拶

 第31回 四国作業療法学会開催にあたって



第31回 四国作業療法学会

 学会長 浅川 英則

 特定医療法人久会 久病院

 


 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
 平素より、四国作業療法士会連絡協議会の活動に対しまして格別のご支援、ご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
 さて、2020年に高知県で開催予定であった第31回四国作業療法学会は無期限の延期を経て、今回は参加者の安全性を考慮し、WEBでの開催となりました。テーマは「広げたい輪 深めたい和 四国の“わ”~根源に還る~」としています。これは、本学会が四国内の作業療法士や多職種の方々とのつながりを広げ、深まるきっかけになればとの想いからです。当初の対面型の学会を想定したテーマでしたが、オンラインとなっても同じ気持ちで取り組もうとテーマはそのままといたしました。
 昨今、作業療法士が働く分野はさらに広がり、地域包括ケアシステムの構築にも伴い、地域における活躍の場も増えています。現在は、新型コロナウイルスの感染拡大により足踏み状態となっている自治体や、作業療法士自身が参画しにくくなっている現状も見受けられます。しかし、ここには作業療法士としての専門性はもとより、幅広い視野で対象者をみることや多職種と連携することが求められており、我々が地域社会に根付いていく歩みは継続しています。
 このように世の中の状況の変化とともに我々の専門性も多様化の時代を迎えているように感じます。しかし、専門職としての根幹は変わらずに在りたいもので、それは世代を越えても通ずるものであってほしいと思います。これを明確につないでいくにはあたりまえかもしれませんが、縦横のつながりや過去と現在の擦り合わせが必要だと考えています。
 本学会は、答えがある学会というよりも、各々の答えを見つける学会と位置付けています。広く自由に世代や分野も越えて学び、考え合う機会にしたいと思っています。また、一昨年には想定していなかった現在の状況のなかで、感染対策も含めた日々の業務は気の抜けないものであると思います。そんな中で本学会が各々の活力となり、明日への推進力となれば幸いです。会員の皆様におかれましては自由なスタイルで学会に参加していただければと思います。
 前回の愛媛会場で「高知には美味しいものがたくさんあります!」と次期学会長挨拶をさせていただきましたが、ご当地での盛り沢山の学会は先の楽しみとしまして今回は初めてのWEB四国学会を有意義な場にしたいと考えております。
 本学会開催に際し、ご理解、ご支援を賜りましたことにこの場をお借りして心より感謝申し上げます。作業療法の更なる発展とそこに携わる多くの方々のご健康とご活躍を願いまして学会長挨拶とさせていただきます。