2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[A-1] 回路とシステム

2023年9月14日(木) 10:30 〜 11:45 全学教育棟 本館 南棟 1階S1X講義室

座長:山脇大造(富士フイルムヘルスケア)

<1〜5>
回路とシステム研専

[A-1-2] VCIIを用いた有損失FDNRによる3次連立チェビシェフフィルタの実現

松元藤彦, 緒方征則, 西崇志 (防衛大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:アナログ集積回路、連立チェビシェフフィルタ、FDNR、VCII、Bruton変換

Bruton変換は原形LCフィルタを集積化する方法の1つとして知られている。この方法では、コンデンサがFDNRと呼ばれる素子に変換される。著者らが先に提案したVCII回路\cite{Barile}を用いてFDNRを実現する手法は、演算増幅器を使用する回路よりも高周波特性が優れている。本研究では、その手法を用いて連立チェビシェフフィルタを集積化するための設計法を検討した。容量値の素子値広がりが最も小さくなる条件で係数マッチング法により素子値を導出した。3次連立チェビシェフローパスフィルタのシミュレーションにより、伝送零点での減衰が得られないことを許容すれば、要求仕様を満足するフィルタを実現できることを確認した。

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