[A-1-7] 連鎖圧縮センシングにおける脳波辞書適用による成功確率の改善
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード：圧縮センシング、ブロックチェーン、脳波辞書、脳波
近年，てんかんなどの脳の疾患が疑われる症状の診断へ，無線脳波計の利用が注目されている．無線脳波計では省電力化とセキュアな送信が求められている．これを解決するために，ブロックチェーン技術を参考にした連鎖という暗号化手法と圧縮センシングを組み合わせた，連鎖圧縮センシングが提案されている．しかし，連鎖圧縮センシングでは，圧縮した脳波信号の復元に基底追跡を使用する必要があるため，高圧縮時における復元が難しい．本研究では，高圧縮時における復元成功確率を向上させるため，脳波辞書をスパース化に用いた連鎖圧縮センシング手法を提案した．検証の結果，提案手法はDCT辞書に比べ，高い圧縮比でも復元成功確率が上がることが分かった．
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