2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[A-18] 安全・安心な生活とICT

2023年9月12日(火) 13:00 〜 15:45 全学教育棟 本館 中棟 1階C11講義室

座長:行田弘一(芝浦工大),内田理(東海大)

<1〜10>
安全・安心な生活とICT研専

[A-18-1] 情報フローティングによる進入禁止エリア情報の仮想蓄積について

中野敬介1, 柳町奏太1, 宮北和之1, 田村裕2 (1.新潟大, 2.中大)

キーワード:情報フローティング、自動再開法、進入禁止エリア、仮想蓄積

 情報フローティング(IF)とは,移動体同士の直接無線通信のための送信場所を送信可能エリア(TA)内だけに限定することで,無秩序な拡散を防ぎながら所望の地域に情報配信を行うものである.また,IFは固定データ収集装置を必要としないデータ蓄積(仮想蓄積)を行うこともできる.移動通信インフラを必要としないため,災害時の情報収集・蓄積・配信に有効である.
 また,IFには,TAが固定的である場合,TA内に情報をもつ移動体がいなくなり,外からも入ってこないとIFが終了するという性質がある.これを解決するため,IFが終了しても自動的にIFを再開する自動再開法(AR)があり,本報告でもこれらを併用した手法(IF+AR)を考える.
 情報フローティングの応用として,災害時に事故や建物損壊等で進入が難しい領域(進入禁止エリアRA)の情報を周辺に配信し,進入を防ぐことが考えられている.本報告では,移動体が進入した道路区間が通行不可能である場合に,通行不可能情報をIFで蓄積し,複数の道路区間の通行不可能情報を蓄積・統合することを考える.これを,複数の道路区間でARを実行することにより行う.

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