2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

講演情報

一般セッション

基礎・境界 » 一般セッション(A)

[A-2] 情報理論

2023年9月14日(木) 09:00 〜 11:30 IB電子情報館中棟 1階IB014講義室

座長:國分直明(キオクシア)

<1〜9>
情報理論研専

[A-2-3] マルチレベル量子ゴーストイメージングにおける散乱の影響

加藤愛菜1, 堀場靖司1, 王天澄2, 臼田毅1 (1.愛知県立大, 2.神奈川大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:量子計測、量子情報理論、量子ゴーストイメージング、マルチレベル、散乱

量子ゴーストイメージングはエンタングルメントを応用し,従来の古典イメージング技術と比べ雑音耐性が高いことが期待されている.本研究では,対象物の透過率がマルチレベルとなる場合について,散乱の影響をシミュレーションにより調べた.透過率を黒,グレー,白の3レベルに設定した対象物に対し,古典と量子でイメージングを行い,3レベルからなる画像を得た.その結果,散乱を考慮した場合でも,照射回数を増やすと量子では元の対象物と一致した.しかし,古典では散乱の影響を受け,黒とグレーの区別がつかなくなった.また,量子と古典に対するPSNRを比較し,これを裏付ける結果を得た.以上のように,マルチレベルの場合も量子の優位性が示された.

講演論文集PDFを閲覧したい場合はパスワードを入力してください。

パスワードは、講演参加申込者、聴講参加申込者にメールで御連絡しております。

パスワード