[A-2-3] マルチレベル量子ゴーストイメージングにおける散乱の影響
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:量子計測、量子情報理論、量子ゴーストイメージング、マルチレベル、散乱
量子ゴーストイメージングはエンタングルメントを応用し,従来の古典イメージング技術と比べ雑音耐性が高いことが期待されている.本研究では,対象物の透過率がマルチレベルとなる場合について,散乱の影響をシミュレーションにより調べた.透過率を黒,グレー,白の3レベルに設定した対象物に対し,古典と量子でイメージングを行い,3レベルからなる画像を得た.その結果,散乱を考慮した場合でも,照射回数を増やすと量子では元の対象物と一致した.しかし,古典では散乱の影響を受け,黒とグレーの区別がつかなくなった.また,量子と古典に対するPSNRを比較し,これを裏付ける結果を得た.以上のように,マルチレベルの場合も量子の優位性が示された.
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