[A-8-7] 圧縮センシングによる時変な無線通信路の推定
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:圧縮センシング、無線通信路、LASSO、FISTA
無線通信路のインパルス応答は帯域が広がるにつれてスパースになる傾向があることが知られている.また,そのインパルス応答は移動体通信においては時間的に変化する.本稿では,スパースで時変なインパルス応答を圧縮センシングを用いて推定する.復元の方法として,凸最適化のための近接勾配法を用いたアルゴリズムであるFISTAを用いる.実験の結果,一度に送信するデータ長が大きくなると,単位データ長あたりのFISTAの反復回数は減少し,伝送時間は増加することがわかった.このことから,データ長に対するFISTAの反復回数(計算量)と伝送時間にはトレードオフの関係があることがわかる.この結果は,データ長に最適値が存在する可能性を示唆する.
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