[B-1-107] 移動体同一周波数Full Duplex実現に向けた電波吸収体の有効性評価
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:同一周波数Full Duplex、電波吸収体、ホーンアンテナ、結合度、FDTD
同一周波数Full Duplexの実現には,約110dBの自己干渉除去が必要となり,移動体では実質的に不可能であるとされてきた.移動体に搭載された送信アンテナから放射された電波が回折し,同移動体の受信アンテナへ回り込むことにより発生する干渉が問題になる.本報告では,車両通信における電波の回り込みに対する,電波吸収体の効果を明らかにする.電波吸収体を設置した場合,車体下での結合度が約10dB,受信アンテナでの結合度が約10~20dB小さくなることを示した.今後は,周辺地物干渉の低減などの検討を行っていく.
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