[B-1A] アンテナ・伝播A

[B-1-19] メタサーフェス反射板における相反性の実験的検討

^○平松信樹¹, 白澤敬平¹, 米原正道¹, 吉川博道¹, 石川慧¹, 中野久松² (1.京セラ, 2.法政大)

キーワード：メタサーフェス、反射板、相反性、5G、ミリ波、RIS

ミリ波などの高周波において、見通し外での通信品質確保が困難であるという課題を解決するために、メタサーフェス板が提案されている。しかし、メタサーフェス板からの反射を含む伝搬路におけるチャネル相反性の成立については明確な結論は得られていない。本報告では、受動メタサーフェス反射板を用いてチャネル相反性の成立について実験的な検討を行った。入射角0°、反射角63°に設計された4つのユニットセルのそれぞれの反射位相を電磁界シミュレーションにより計算した結果、反射位相に入射角依存性があった。試作したメタサーフェス反射板を用いて、入射角63°、反射角0±5°の条件でSパラメータを測定した結果、S21=S12が成り立つ結果を得た。