[B-1-35] 広帯域アンテナの開発
キーワード:広帯域
VLBI観測での水蒸気による遅延誤差補正や気象予報のためのデータ取得などを目指して、大気中の水蒸気量を高分解能で精密に測定するための広帯域可搬型アンテナと受信機を開発し、各所での試験に向けて準備を進めている。水蒸気から雲中の水、酸素のスペクトラムを1つの受信系で測定するため16-64GHzの広帯域フィードとOMTを搭載している。これはNICT鹿島34mアンテナなど大型カセグレンアンテナの広帯域化に用いた広帯域フィードを基に、さまざまなビーム幅の光学系に搭載できるべく設計バリエーションを増やしたものである。現時点では設計帯域の全てをカバーできる冷却低雑音アンプの市販品がないため帯域と入力ポートの形状も異なる2つの低雑音アンプを使っているが、冷却しないなら同程度の帯域で開発したクワッドリッジ導波管型やプリント基板型OMTで両偏波とも同じLNAを使用することもできる。
本研究には京都大学生存圏研究所METLABおよびNICT先端ICTデバイスラボを利用し、科研費(18H03828および21H04524)のサポートを受けている。
本研究には京都大学生存圏研究所METLABおよびNICT先端ICTデバイスラボを利用し、科研費(18H03828および21H04524)のサポートを受けている。
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