[B-1B] アンテナ・伝播B

[B-1-89] 28GHz帯室内基地局用マルチセクタアンテナを用いたMIMO伝搬試験評価

^○井上祐樹¹, 木村泰子¹, 山本将司¹, 内田圭耶¹, 新井宏之² (1.NTTドコモ, 2.横浜国大)

キーワード：Beyond 5G、6G、室内基地局アンテナ、マルチセクタアンテナ、八木・宇田アンテナ、室内伝搬

第5世代移動通信システム（5G）以降のBeyond 5G, 6G等で使われるミリ波・テラヘルツ波などの高周波数帯の電波は，広い帯域幅を有することから高速・大容量通信を実現可能である．しかし高周波数帯の電波は直進性が強いためエリア構築が難しい．筆者らは八木・宇田アンテナを用いた垂直・水平偏波素子を交互に配置する28 GHz帯室内基地局用マルチセクタアンテナを提案し，オフィス環境を想定したシールドルーム内における伝搬試験を行い，測定コース内で高い受信電力を満たすエリア構築を確認した．本稿では，同一環境で2×2 MIMOを想定し各位置での受信電力上位の累積確率分布(CDF)特性について解析した結果を報告する．